OneDrive完全無効化
Windows 10の更新プログラムアップデート時にうっかりMicrosoftアカウントでログインし、OneDriveへの同期が意図せず行われている状態になったことがあり、過去に完全無効化した時の対応を記載します。
OneDriveを完全無効化することでWindows 10の動作が以下の様に変化します。
- OneDriveアプリからOneDriveにアクセスできません。
- WindowsストアアプリはOneDriveにアクセスできません。
- エクスプローラのナビゲーションペインにOneDriveが表示されません。
- OneDriveファイルはクラウド同期されません。
- カメラロールフォルダから写真やビデオを自動的にアップロードされません。
PowerShell設定変更手順
キーボードの[ Windows ] + [ X ]でシステムメニューを開き、[ A ]を押下し、PowerShellを管理者として起動します。
その後、以下のコマンド実行にてOneDriveを無効化します。
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OneDriveのレジストリキー作成
作成されると作成したキーが表示されます。New-Item 'HKLM:SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\OneDrive' -force
Hive: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows Name Property ---- -------- OneDrive
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OneDrive完全無効化
コマンド実行後、エラーメッセージが表示されなければ正常にコマンド実行されています。Set-ItemProperty -Path 'HKLM:SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\OneDrive' -Name DisableFileSyncNGSC -Type DWord -Value 1
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設定変更後の設定値の確認
コマンド実行結果が修正時に指定した設定値となっていることを確認します。Get-ItemPropertyValue -Path 'HKLM:SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\OneDrive' -Name DisableFileSyncNGSC
1
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OS再起動
レジストリ設定反映のためにOS再起動を実施します。
レジストリ設定情報
項目 | 内容 |
---|---|
レジストリハイブ | HKEY_LOCAL_MACHINE |
レジストリパス | SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\OneDrive |
値の名前 | DisableFileSyncNGSC |
データ型 | REG_DWORD |
値:有効 | 1 |
値:無効 | 0 |
PC環境
- Windows 10 21H1 (19043.1083)