VMware WorkStation Playerのマウス操作設定変更

VMware Workstation Playerで動作するWindowsの仮想マシンにゲームをインストールしてプレイしたらマウス操作に合わせた視点移動ができなかったため、操作できる様に対応した内容を記載します。

この対応をするとVMware Workstation Playerの動作が以下の様に変化します。

  • 仮想化されたWindows上で動作するゲームにおいてマウス操作の動作が改善する。
  • これまで自由に行えていた仮想マシンとホストマシン間のマウス移動操作ができなくなる。
    仮想マシンで操作していたマウスをホストマシンに切り替えるには都度、[ Ctr ] + [ Alt ]キーを押下する必要がある。

 

PowerShell設定変更手順

今回、PowerShellを利用した設定変更方法を記載していますが、直接、設定ファイルをテキストエディタで編集する方法でも対応は可能です。

キーボードの[ Windows ] + [ X ]でシステムメニューを開き、[ A ]を押下し、PowerShellを管理者として起動します。
その後、以下のコマンド実行にて設定ファイルの変更を行います。

  1. VMware Workstation Player停止

    VMware Workstation Player上の仮想マシンを全てシャットダウンし、VMware Workstation Playerを終了します。

     

  2. preferences.ini設定変更

    設定変更の内容としては%APPDATA%\VMware\preferences.iniの最終行にpref.gamingMouseMode = "relativeMouse"を追記します。
    コマンド実行後、エラーメッセージが表示されなければ正常にコマンド実行されています。

    Add-Content "$env:APPDATA\VMware\preferences.ini" "pref.gamingMouseMode = ""relativeMouse"""
    

     

  3. preferences.ini設定値確認

    コマンド実行結果において追記した設定値が表示されることを確認します。

    Get-Content "$env:APPDATA\VMware\preferences.ini" -tail 1
    
    pref.gamingMouseMode = "relativeMouse"
    

     

  4. VMware Workstation Player起動

    VMware WorkStation Player及び対象の仮想マシンを起動し、マウス操作の動作確認を行い、対応完了です。

     

PC環境

  • Windows 10 21H2 (19044.2251)
  • VMware Workstation Player 17 (17.0.0)
  • PowerShell 5.1.19041.1682